防災3日分の水ってどのぐらい必要なの?通常1日200L水が必要って本当?

災害の時、生命を守ることが最優先になりますね。
そこで、まず考えるのが「水」のことではないでしょうか?
この記事を読まれているということは、
「3日分の水でどのぐらい必要なの・・・・」
「水って大切なのはわかるけど、どう大切なの?」
「飲み水だけ考えるけど、それでいいの?」
などの、疑問を持ってませんか?
さらには、
「水が確保できない時、どうしたらいい?」
「水の備蓄ってどうすれば、いいの?」
などという疑問も湧き出てきますね。
今回は、防災の時の「水」ついて話しますね。
防災備蓄で3日分の水は一般的には1日3L×3、それで大丈夫なのか・・・・
おそらく、多くの方々は「水=飲料水」と考えています。
これは、間違いではありませんが、防災の時の水の捉え方としては、もっと踏みこんで考える必要があります。
水って、日常では、当たり前のようにお世話になっているので、存在に気付かないのです。
朝起きて、歯ブラシ洗面する時も水を使います。
外出から帰ってきた時にも、手洗いで水を使います。
トイレに行けば、水を流し、手を洗います。
お風呂に入れば、お湯に浸かりシャワーを浴びます。
これら、全て水を使います。
1日に消費する水のほとんどは、清潔な環境を保つために使われます。
飲んだり、料理に使う水に比べると断然、生活用水の方が遥かに多いことを念頭におきましょう。
では、どのぐらいの水を1日で消費するのでしょうか?
日本では、1人あたり200リットル〜300リットルの水が、消費されていると言われています。
世界的にも、日本の水の消費量は多い方になります。
それは、日本の文化に入浴がある上に、キレイ好きだからです。
世界的にみても、日本は水の消費はとても多いのです。
このことを考えると、本当に1日一人、3リットルで間に合うのか・・・・
という疑問が出てきます。
この1日一人3リットルは、条件付きでOKです。
その条件とは、3日間ぐらいであれば、ということです。
長期戦になった時には、水はとても重要になります。
水はこうして備蓄する
水の備蓄は、飲料水であれば、飲料用のペットボトルでの保管がおすすめです。
生活用水ならば、水が腐りにくい容器がおすすめです。
このように、水の保存は用途で異なります。
よく、「水は腐る」といいますね。
厳密に言うと、水は腐りません。
腐るのは、水ではなく、水で繁殖する微生物や、雑菌が腐るのです。
日本の法律では、水道水は塩素を添加することが義務付けられています。
なので、水道水をそのまま保存することは、理に適った方法です。
清潔な容器に、水道水を入れて保管すれば、半年や一年ぐらいは洗面などに使える水として保管できます。
最近では、水が腐りにくい容器が販売されています。
このような容器に、保管するのもいいですね。
また、水が腐る原因は、色々ありますが、腐る原因のほとんどは菌によるものです。
なので、日光をさけた、涼しい場所に保管すれば、半年や一年ぐらいは保管できます。
それでも、長期保管した水は、やはり心配ですね。
長期保管した水を飲料水として使用する時は、かなり優秀な浄水器があるので併用するのがベストです。
水を定期的に入れ替えるのは、手間もあり現実的ではないかもしれません。
そのような時は、浄水器を頼らない手はありません。
実際に、私は水道もない海外のジャングルで、1ヶ月生活したことがあります。
ジャングルでは、雨水がとても貴重な水源です。
この雨水を、日本から持参した浄水器で浄水し、飲料水にしていました。
一度も、下痢や腹痛になったことはありません。
普段使ったことのない、浄水器をいざ使うとなるととても不安があります。
ぜひ、私の体験を参考にしてくださいね。
まとめ
防災で3日分の水はどのぐらい必要なのか
・飲料や料理で使う水は3リットルが目安
・3日以上になると、生活用水も必要になる
水の備蓄には、
・飲料水は市販されているペットボトルの水がベター
・生活用水はポリタンクや、水が腐りにくい容器に保管する
災害の時、水が止まると、トイレも流せなくなります。
トイレは、一度に約6〜10リットルの水を使います。
1日に、3度行ったとしても、結構な水を使用してます。
普段このようなことを、意識したことはないと思います。
さらに、シャワーを浴びたり、お風呂に入ったりと、水には本当にお世話になってます。
1日で必要な水は、3リットルと言われてますが、この数字は最低限の量であることを認識しましょう。
もし、余裕があれば、雨水をためる、システムがあるといいかもしれませんね。